なにしろ、半人半馬。下半身は動物ですから、時として本能のままに行動してしまうこともあるという性質です。思慮を欠いた行いをして、あとから上半身の人間部分が反省をする、なんてことが起きるかもしれません。特にお酒は理性を奪うので、射手座にとっては微妙に注意の必要なアイテムかもしれません。ちょうどひとつ前のさそり座の時期は、収穫したブドウを樽に詰めて醗酵させる時期。そして射手座の時期は、できたワインをみんなで楽しむ時期にあたります。まぁ、「酔っ払う」というのも一種の「未知の体験」ではありますが…（笑）。
さて、射手座について書いてある書籍などを読みますと、「射手座にとってセックスはスポーツのようなものである」などと書かれていることがよくあります。が、これはちょっと簡単に言いすぎという気がします。そもそもセックスはスポーツではありませんし。スポーティな雰囲気の射手座は多いですが、だからといって安直すぎる気がします。射手座は柔軟宮なので、自分から積極的にというよりは状況次第で行動することが多いでしょう。重い責任は回避したい性格ですから、相手が都合の良い条件を出してくれて無責任に楽しめるならノッてきやすいかもしれませんが、意外と慎重です。
構成の半分を占める馬は、自由な野生動物であるがゆえに、とても警戒心が強い面があります。大きな音がしたりすると驚いて走って逃げていきます。立ったまま眠り、敵に襲われないように気を張っています。安全とわかると座って眠りますが、長い時間はそうしていません。また立ち上がって眠り、を繰り返すのです。ですから、射手座というのはよほど安全を確認しないと結婚はしない傾向です。