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●タロット起源はいまだに謎 ●タロットの研究は進む 1781「原初世界」 1784 「エッティラ版タロットカード」制作 1855「高等魔術の教理と祭儀」 1888結成 秘密結社ゴールデンドーン
●もともとタロットは遊びの道具 現在のタロット研究は、学術的なスタンスを持ちつつあり、実際の「占い」の世界とは乖離してしまっているような印象を受けます。もともとタロットカードはトランプの原型であり、遊びの道具でした。小アルカナのスート(聖杯、剣、棒、金貨)は、現在のトランプのハート、スペード、クラブ、ダイヤの原型です。一般 によく知られているライダー版のタロットカードの小アルカナには、それぞれ寓意的な絵が描かれていますが、それ以前からあるカード、例えばマルセイユ版には、人物などの具象的な絵はなく、棒の7なら棒が7本、装飾的に描かれているだけのものでした。 |
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| 日本に紹介された時、タロットカードはすでに「占いの道具」でしたが、社会的には「占い」自体がいわゆる「子供の遊び」として認識されており、本格的なタロット研究の書籍などはありませんでした。現在では、ハードカバーの分厚い研究本が何冊も出版されていまが、これはおそらく、当時タロット占いに心をときめかせていた世代が、大人になった今だからこそ、そのような現象が起きてきているのだと思われます。
●タロット・イマジネーション 様々な研究や説の中でも、体系的に確立されたものには「タロット・カバラ説」があります。「生命の木」と呼ばれる曼陀羅のような図の中に「小径」と呼ばれる経路があり、それぞれの「小径」と大アルカナが対応しているとする説です。瞑想を行い、タロットのイメージと自身をシンクロさせようとする密教的な世界でもあり、単なる占いの域を超えた世界観を呈しているものです。 その他にも、錬金術とタロットを結び付けたり、数秘術とタロットを照合させたり、魔術とタロットを組合わせてみたり、確固たる世界観を確立した諸説があります。それらはウエィトとクローリーを含むゴールデンドーンのメンバーが仕掛けたタロット観であり、まさに超絶ともいえるクリエイテヴィティが感じられます。大切なのはイマジネーションです。私達は、タロットという秘儀の道具に、様々なロマンを感じ、占いという神秘に心を捕らえられます。そこにタロットというの存在の凄さがあるのだと思います。 2004/11/23 紫望イレーヌ |