失敗から学ぶ「慎重さ」と同時に、チャレンジによって得た「成功法則」を身に付けている牡羊座もたくさんいます。慎重な上に成功法則を持っているならば、これはもう頼もしいこと限りなしです。ただ、そこまでの人物になるまでには、失敗と成功をドタバタと繰り返す激しいプロセスがあるということなので、若いうちの牡羊座というのは、なかなか他人からの評価が安定しないことでしょう。
牡羊座は歩くのが早いです。次から次へとヒラメキを追っかけていくような性格ですから、何でも「早く！早く！」となりがちで、それで歩くスピードもドンドン加速するのです。牡羊座の男性とデートする女性はそのスピードに必至でついていかねばなりません。決して優しくないわけではないのですが、牡羊座の男性は「待つ」ことが苦手です。「もっとゆっくり歩いて」とお願いしても無駄でしょう。なにしろ牡羊座の男性は「オレ様は世界で一番」ぐらいのことを心の底で思ってますから、そんな自分についてくるのが当然だと考えるわけです。ここで前出の「正義感」が上手く働いてくれると「女性には優しく紳士的に」という正義感が身に付き、歩調を女性に合わせてくれたりもするのですが、その心中では「こんなに優しいオレって最高」という考えが回っています。
自分勝手なオレ様な牡羊座もいれば、正義感あふれる騎士（ナイト）のような牡羊座もいるってわけです。「オレ様」と「騎士（ナイト）」で牡羊座男性の明暗がわかれます。ただ、牡羊座は、後年どう化けるかわからないところがあるので、よほど性質が悪くないかぎりは「オレ様」タイプにも英雄への可能性はあると考えてあげるべきでしょう。牡羊座の男性に惚れちゃった女性は、なかなか大変かもしれません。うまい具合にマイ・ヒーローになってくれるといいですね。