獅子座は、星座の解説書にある通り、素晴らしい性質の持ち主なのでが、その大いなる才能や力を発揮するためには、それなりの土壌が必要ですし、人々に納得してもらえるだけの人格や才能も獲得しなければなりません。そのためには、チャレンジも必要ですから、リスクを抱える覚悟も必要。獅子座の目的は、いうなれば「いつかスポットライトを浴びるため」ですが、そこに至るまでの課題が多いのです。目的が大きい程抱える課題も大きい。課題に取組む生き方が、いつしか慎重で控えめな性格を作り上げることがあるようです。特に女性の場合顕著ですが、男性にあっても同じことが言えます。
獅子座にとってステイタスもなく注目もされない状況は、拷問のようなものです。人間は、辛い状況の時、別人格を生み出したり、辛い出来事を記憶から抹消したりしますが、獅子座には、それに近いかたちで「獅子座っぽくない人」に変身してしまっている人が多くいるように思います。まぁ、本質は変わらないのですが…。
例えば「わたしなんて」と控えめにしている獅子座でも、心の奥底では、ステージの真ん中に立ちたいと切望しているはずなのです。しかし、ステージの真ん中に立てる人というのは、ごくわずかの選ばれた人。誰もが主役になれるわけではないのです。辛い挫折体験などもあるかもしれません。辛さゆえ、その欲望にフタをして見ないようにしてしまっている獅子座は、かなり多いものです。
獅子座には、複雑な精神構造の人が多いように思います。個人的な体験から思う事ですが、普段は大人しいのに、お酒を飲むと人が変わったようになり、周囲を驚かせるのは獅子座に多いように思います。急に威張り出したり…。普段押し込められていた欲求が、お酒によって解放された姿なのではないかと、推察します。