山羊座の性格・特徴について

この点において山羊座は、12星座中最も社会性の強い星座と言えそうです。土星の象徴する人物像が「権威のある年上の人物」であることも、そんな山羊座の性向をあらわしているように思います。やがては、自分自身が「権威のある年上の人物」になっていくという筋書きが山羊座にはあります。

上下関係や形式を重んじるのも山羊座の特徴で、ヒエラルキーを無視した行動に対しては怒りを持つ傾向です。他人事であっても、自分の問題であっても、年齢や地位などをからめた上下関係にこだわる傾向があります。そこにこだわるということはつまり、山羊座自身が、とても謙虚でキチンとしていて形式を重んじる人物であるということです。好き嫌いよりも「きまりごと」を優先する傾向です。これまた、他の星座の人々から見れば「堅い」印象になるのは否めません。山羊座は、社交上手なのですが、どこか形式張った世界に常に身を置いているタイプです。社交上手と言えば、天秤座が浮かびますが、「風」の星座である天秤座は、自分のポジションが状況によって変わってもわりと平気です。状況に応じて変化します。が、「土」の星座である山羊座は、そうもいきません。一度登った山を降りるわけにはいかない！という頑固さがあるため、思いがけない状況の変化には葛藤したり苦しんだりすることもあるでしょう。

そもそも「土」の星座は、保守的なのです。コツコツ積み上げた結果を人生の糧とするような性格があるため、革新的な出来事には激しく動揺したりもします。「火」や「風」の星座のような瞬発力には乏しいため、激しく移り変わる状況を楽しむということがイマイチできません。安定を求めるあまり、非常に用心深い性格になったりもします。山羊座は「責任感」が強いですし、困難に耐える「忍耐力」もあります。そのためか、目の前の仕事には真正面から取り組もうとします。なんとかしてやり遂げようと頑張るのです。火や風の星座の人々なら、自分の仕事が軽くなるウマい方法を思いついたりするかもしれませんが、山羊座は正攻法で取り組むことしか考えない傾向です。だからこそ間違えたりする危険を回避しようという意識も強く働くのでしょう。用心深いわけです。走り出せば、たとえ困難な状況でも激しいパワーを発揮しますので、そのときは、周囲はアッ！と驚かされることにもなるのですが。

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