そんなひとすじ縄では行かない魚座。魚座の生き方を端的に申しますと「私の中の世界」に生きているのであって、「世界の中の私」という概念を持ちません。自分が社会的にどうなのか、と客観的に自分を検証することがあまりありません。周囲に対してどうなのか、相手に対してどうなのか、そういう視点を持たないのが魚座の大きな特徴と言えるでしょう。なにしろ自分の中の自分の基準が全てなので、他人の尺度を必要としないのです。「他人の尺度」というものがあるなんてツユほども考えないのです(やや極論ですが)。
そもそも魚座は魚類(笑)。水の中でしか生息できないので、陸地のことには無関心なのです。陸の上で戦争が起きようが、雨が降ろうが雷が落ちようが、魚座の人々にとってはどうでもいいことなのです。自分が陸の上ではどう思われているかなんて考える必要はないのです。もし他の星座の人が「オマエも陸に上がって来い!」などと強引に魚座を水の中から引っ張り出そうものなら、激しい抵抗を受けて逆に水の中に引きずり込まれる危険があります。よしんば魚座を陸に上げたとしても「ここでは生きられない」と、魚座は呼吸を止めてしまうでしょう。そもそも魚はエラ呼吸だし…。羊水の中の赤ちゃんのようですね。牡羊座が生まれたばかりの生命の輝きを象徴するなら、魚座は生まれる前の胎児のようであります。 陸地が「社会」、水の中が「自我」とするならば、魚座は「自我」の世界に生きています。およそ「社会」には無関心といって良いでしょう。社会性がないわけではありませんが、自分に関わることか、自分の関心のある部分でしか社会参加しない傾向があります。気にしなくても良い環境なら、本当に無関心・無頓着になります。こうした気質が強い場合、往々にして整理整頓が不得意となります。
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魚座の女性は、いつまでも可愛らしい少女のような雰囲気を持っている人が多い。 アクアマリンは魚座のストーンです。「海の水」の名を持つこの石は、古くは船乗りたちのお守りだった。旅行のお守りに。また、恋人や夫婦の仲直りに効果があるとされている。
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