牡牛座は、牡の牛と書きますが、なぜ牝ではないのか？それは謎です。牡羊座も然りですが、この点について明快な答えをお持ちの方は教えてください（笑）。さて、牛といえば牧場の牛を思い浮かべる人も多いでしょう。のんびりとして変化の少ない動きがない日常のイメージがあります。牡牛座の特徴は、常に安定感を求める点にあります。活発に動き回るというよりは、物事をひとつところにドシッと据えるようなパワーがあります。慎重で頑固な性格ゆえ、何事にも考えなしにとびつくようなことはしません。瞬発力にはやや欠ける傾向です。牛は、草食動物で穏やか。食べた草を反芻して、じっくりゆっくり時間をかけて消化していきます。そのような牛の生態が、牡牛座の性格を現しているといえるでしょう。ものごとの決定にやや時間のかかる傾向、疑い深いまでの慎重さ、それが牡牛座の利点でもあり、時としてデメリットともなります。良く言えば手堅いし、悪く言えば愚鈍な印象を与えるでしょう。
守護惑星は金星。愛と美と芸術の星です。五感の優れた人物が多いのは、牡牛座の大きな特徴です。見る、聴くの分野では絵画や音楽を嗜好し、嗅ぐ、味わうの分野ではグルメにはしる傾向があります。触るという点では、肌触りの良い服を求める、肌のふれあいを求めるなど、いずれにしても、いわゆる贅沢な生活に向かいます。感覚は優れていますが、それが具体的にどのように現れるかは、個人によって大きな差があります。例えば食事にしても、いわゆるグルメとして雑誌やテレビに紹介されるような食事を好む人もいれば、何の調理もしていない生野菜をかじる事に喜びを見出す人もいるわけで、一見して贅沢なタイプと、一見貧乏臭いタイプと両極端に存在する傾向があります。
共通しているのは食べる事が好きであり、食べることにはちょっとした執念すら感じさせる部分でしょうか。
