さそり座の恋愛傾向01

さそり座といえば、恋愛ネタでは、セクシャルシンボルとしてやや大げさに取り上げられることが多い星座です。とにかくセックスアピールが強い、異性を惹きつけるパワーがある、そして情念が強い、などなど、恋愛するなら蠍座に生まれたかった、と思わせるくらいの脚色で語られる場面が多くあります。 当事者である蠍座の人々の中には、そんなにスペシャルな恋愛ドラマなんかないのになぁ…と、雑誌の特集記事にちょっと首をかしげている方も少なくないかもしれません。

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蠍座は、何事にもじっくりと時間をかけてなじんでいく性質なので、ドンとぶつかって恋が始まる、という少女マンガのような恋愛展開には、なりにくいでしょう。初対面の人からのいきなりのアプローチには、警戒心を抱くかもしれません。単純に受け止めるのではなく、なんでも、その奥にある真意をくみとろうとします。なので、返事も即答はせず、ひと呼吸おいてから、となりがちです。

相手がどんな人物なのか、じっくりと味わうように理解してから、ようやく気を許す、または毛嫌いする、という感じで、初めて会った人物に対しては、ひそかに様子をうかがうようなところがあります。暗闇に潜むサソリのように、こっそり横目でちらちら見ては、「この人はなにを考えているんだろう」と思索を巡らします。しかし「気になる」というのは、恋のはじまりのようなもので、蠍座の「観察」が始まれば、もしかするとそれはいずれ恋心となって燃え上がるかもしれません。イヤでも目に入る、気になってしまうというのは、本能につき動かされているのです。さそり座の恋愛は、本能に忠実です。

投稿者:

イレーヌ・パープル

タロット・占星術研究&実占家