ヨーロッパの古い風習には、復活祭の夜の夜露で顔を洗うと美しくなる、一年中病気にかからない、眼病に効くということから、復活祭の夜明け前に裸で草地に行き、露のなかをころげまわるというものがあったそうです。復活祭の夜の水は神聖であり、祝福の力に満ちていると信じられていました。ちなみに復活祭というのは、春分後の満月の次の日曜日です。
こうした歴史的な背景も考え合わせると「星」のカードには「夜明け前」「季節の訪れ」「美容」「化粧」「浄化」「薬」などの意味もこめられているように思えてきます。昔は、薬といえばハーブ(薬草)でした。ハーブを摘み取る作業もまた、星の運行を見て夜明け前に行うものでした。現在でも「バイオダイナミック農法」をされている方々は、惑星の運行を見ながら種をまいたり、農作業をされているようです。
「すべてのことには時がある」と聖書にあります。あらゆるものごとの「タイミング」を告げてくれる、それが「星」のカードなのかもしれません。とあれば「星」のカードが展開された時、私たちはその胸に「希望」を持ってもいいのかもしれません。そして身を清め、うまくいきますようにと、願いをこめて、おまじないをするといいのかもしれません。
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ライダー版「星」
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