「世界」のカードは大アルカナ22枚の最後に位置するカードです。最終カードにふさわしく「ものごとの完成」を意味します。占いの場で「世界」のカードが出ると、どんな相談内容であれ、ホッとするような安心感があります。「達成」「満足」という意味合いも含む「世界」のカードからは、「満ち足りた」印象を受けるからかもしれません。
カードの絵を見てみましょう。輪の中にバトンを持った女性が描かれ、ダンスしているかのようです。四隅にはテトラモルフが描かれています。テトラモルフについては「運命の輪」のコラムでも説明しましたが、人、ライオン、牛、ワシが、それぞれ聖書に登場する福音者「マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ」をあらわしていると解釈します。4つの象徴はまた、それぞれに4つの季節、方角、エレメント(火・地・風・水)であるとも言われています。これらの象徴を四隅に配した、輪の中の女性は、まさしく「世界」を手に入れているかのようにも見えます。
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ライダー版「世界」
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