悪魔/THE DEVIL
タロットコラム
タロットカードの背景には、キリスト教的世界観があります。「悪魔」の象徴するものは、神的な要素の反対、あらゆる「さかしま」なもの、「神の教えに背くもの」です。それは「七つの大罪」に通じる人間の罪を象徴しているのかもしれません。「高慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」これが「七つの大罪」です。これらは、それぞれ人間が本来持っている特性、つまり本能的な欲求、感情でもあり、その行き過ぎた状態を「大罪」として戒めていると解釈できます。

人は、ごく普通に生活していても、怒ったり怠けたり、うらやんでみたりするものです。美味しいものがあれば食べ過ぎたりしますし、欲張ったりもします。ステキな人とどーにかなりたいと思いもするでしょうし、ほめられれば鼻高々になるものです。しかし、そうした欲求が過剰になりすぎると「罪」の領域に入ってしまいます。「憤怒」「嫉妬」が過剰になり人を傷つけたり、「強欲」が過剰になり盗みをしてしまう、あらゆる犯罪の根底には「七つの大罪」があるのかもしれません。こうした罪を冒す人間は「悪魔に捕われた状態」であるといえます。カードに描かれた「自由を奪われた人間」です。

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悪魔
ライダー版「悪魔」



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