人が人としてあるためには、本能的な欲求や感情をコントロールしていく必要があります。本能や感情は、放っておくと「暴走」する事があります。特にまだ教育を受けていない子供には、そうした「暴走」がめずらしくないでしょう。人々は「子供のすることだから」と、大目にみます。大人になるとそうはいきません。人は言語を習得し、社会の規律を学び、それを順守して共同体での生活に馴染んでいきます。そして、過剰な「本能や感情の暴走」を「悪」であり「罪」として認識し排除するようになるのです。特に意識しなくても人は、普通の生活の中で適度な本能や感情のコントロールをしているものですが、時としてそのコントロールを失ってしまうことがあります。
例えば、恋愛。普通の精神状態とは言えない「高揚感」を体験しますから、そこから離れられなくなると「暴走」します。「恋に苦しむ」というのは、この「暴走する本能」と「コントロールする理性」が内面で戦っているから苦しいのだと思います。「暴走」が「理性」を制圧すると「悪魔に捕われた」状態になってしまいます。お金を使う贅沢も「高揚感」を体験させてくれます。そうやって興奮状態を体験して「もっともっと」という「欲望」に火がつくと「暴走」します。「やめられないとまらない」状態です。「暴走」によって強盗や窃盗などの犯罪に手をそめてしまえば犯罪者として「投獄」されます。それは社会からの「逸脱」だからです。
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ライダー版「悪魔」
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